2021年7月29日 (木)

東京都十一市競輪事業組合職員による
自転車競技法違反に伴う管理者の責任について

 令和元(2019)年7月に発生した職員の自転車競技法違反(施行者の身分で車券を購入したこと)により、競輪ファンの皆様の当組合及び公営競技全体の公平性に対する信用を失墜させることによる管理者としての責任を明確にするため、8月分の管理者給与を10%減額するとともに8月末日をもって管理者が辞任することとなりましたのでご報告いたします。

【経緯】
 令和元(2019)年7月、別府競輪場で開催された別府市営競輪場において、組合職員2名が、競輪施行者という身分であるにもかかわらず車券を購入しました。
 令和3(2021)年2月、検察庁への事件送致を受け、本人から車券購入の事実を確認し、3月26日付けで事務局長を戒告処分としました。事務局長は、同日付けで退職しました。また、任期満了により派遣元団体に帰任していた同行職員は、派遣元団体において訓告処分を受けております。
 令和3(2021)年4月20日 組合が設置した第3者委員会から再発防止対策の検討結果が報告され、これに基づき組合は、今後の対応策を公表しました。
管理者は公表にあたり、コメントを発表し、自身の処分については、議会に諮り明確にするとともに、後任が決まり次第辞職する旨を表明しました。
 本日7月29日開催の組合臨時議会において、管理者の給与の特例条例(8月分10%(5800円)減額)を可決され、同日開催した理事会において現管理者の8月末辞任及び令和3年9月1日より小金井市の西岡市長が後任の管理者に就任することが承認されました。

【管理者コメント】
 このたびの当組合職員による法令違反により、競輪ファンの皆様の当組合に対する信頼及び公営競技全体の公正性に対する信用を大きく棄損したことに対し、管理者として、その責任を痛感しております。
 本年4月の第3者委員会の提言を受け、組合の再発防止に向けた取組も進みつつあることから、かねてより表明させていただいていたとおり、ここで、管理者としての責任を明確にするため、給与を減額するとともに8月末をもって管理者の職を辞することといたしました。
 東京都十一市競輪事業組合職員は、新管理者の指導のもと引き続き全力で競輪ファンの皆様の信頼回復に努めて参ります。変わらぬご支援をお願い申し上げますとともにこれまでの京王閣競輪に対するご愛顧に改めて感謝を申し上げます。